クヴェヴリ・エミのブログ

JSA認定ワイン・エキスパート&WSET Level3資格保有。ワインについて日々思うことを記していきます。

輸入社符号をとった

5/28に、「神」から輸入社符号を取っておくといいよと教えていただいてから時間が経ってしまいましたが、必要になってからバタバタするとイヤなので申請を出しておきました。

6/14(月)に申請したのですが、18(金)には登録できていたのでむちゃくちゃ早かったです。

あと何かやっておくことはあるかな。

発送できるかも知れない

ジョージア側からは10日間ほど何の動きもないので、何かこちらの思い違いがあるのでは?と思って念のため連絡してみたら混載便を探しているだけのようで特に問題はありませんでした。

と思いきや、それから数時間後に「コンテナに入れられるよ!」と連絡がありました。チャンスの神様も催促しないと動いてくれないのかも知れません。

早速、意気揚々と日本の倉庫会社の方にメールで連絡を入れておくと、一時間も経たないうちに速攻で電話がかかってきました。聞くと、「コンテナはその会社が貸し切っているのか、それとも混載でほかの会社の商品も混ざっているのか、確認してみた方がいい」と強い口調でアドバイスをいただきました。現地側は荷物さえ載せてしまえばおしまいだけど、日本に着いたときにその会社が混載を承諾していない場合コンテナに何か知らない荷物が入っていてなんじゃこりゃ状態になるし、何より通関費用を立て替えてもらうことになるはずなのでその辺を事前にクリアしておかなければいけないとのことでした。現地に任せておくとこういうことが分からないので大変有り難いです。

そこでジョージア側で手配をしてくれている人に確認しようとなったのですが、コンテナ貸し切りって何ていうんだ…混載ってどう説明するんだ…と悩みながら作文することになりました。こちらの意図が正確に伝わらないと、税関でもめたり商品を引き取れなくなったりする事態になるので慎重に進めたいところです。なんとか考えながらメール送信。すぐに確認してくれるとのことです。やれやれ。

とにかく初めてやることだらけで知らないことばかりだし、みんな早口でコンテナとかパレットとか私にとって未知の単位でバーッと説明するので理解が追いつくのが大変です。どの業界にも専門知識や専門用語があって当然なのですが、トラブルが起きる前に回避するための輸入スキルというのは大事だなと思いました。

ラベルの見積書がきた

6/1に記した裏ラベルの件、6/5に倉庫見学に行ったので帰り際に「ラベルの見積書お願いします」と言って帰ってきたのですがその後うんともすんとも返事がないので「もしかして物流業界というのは見積書を出さない文化なのかも知れない…」などと異業種間の商習慣の違いに思いを馳せていた今日この頃でしたが、不意に見積書がやってきました。「見積書を発行する文化は存在したのか…!」と驚愕しながら添付ファイルを開くと中身はいたって普通。お願いしてから10日かかると覚えておくことにします。

この間にジョージアの方も目立った動きはなく、5/31にPOを発行してから何も言ってこないので、何がどこまで進んでるんだか…為替が関係するところなのでドルが安いときに支払いしたいものの、インボイスが届いたら届いたでさっさと支払いしなきゃならないし、いいタイミングで届いてくれるといいのですが。思い出しては為替レートを見つめる日々です。

そんな感じで6月に入ってからは何も手配が進まない時間を過ごしていましたが、その間に別件で小さなやり取りがいくつかあったりしました。

まず、6/7に大使館に行き今後の打ち合わせをしました。ジョージアは国として日本との関係に力を入れているらしく、大使館では今年も様々なイベントを考えているとのこと。ワインの輸入の状況も聞かれたので前向きな報告をしておこうと、いいことを並べ立ててみたら「そんなに早くいかない」「絶対もっと時間がかかる」と繰り返し何度も言われたので、そういうもんなのか…と怯えさせられました。誰も安心させてくれない世界。これも文化かな。

それから6/8には、仕入れをしようとしているワイナリーのうちの一つから超長文のメッセージが届きました。ありがたいな…と胸を熱くしかけたけど、輸出手続きとか書類仕事大変だけど頑張ってねと返信しておくにとどめました。熱意は受け取るけど、仕事頼みますよ本当に…。

そして6/9には、以前からよくコンタクトしてきたジョージア人女性マリからメッセージ。①雑誌を日本のMWに送ったから必要なら送って貰ってほしい②今後もその雑誌に記事を書くのだが日本のレストランとそこで働くソムリエにインタビューしたいのでどこか推薦してくれないか、とのこと。

それで今日はその雑誌の件で連絡した方から返信があり、早速明日にでも送ってくれるとのこと。自分が動くと、いろいろな出会いがありますね!

倉庫に行ってきた

土曜日だというのにめずらしく早起きして出かけてきました。

倉庫会社の方から、「一度倉庫見学にいらっしゃいませんか?」とお誘いいただいたので、それでは、ということで東京の東の方へ行って参りました。

途中バスを乗り間違えてタクシーで行先を修正するという小さなアクシデントはあったものの、概ね約束の時間通りに到着しました。着いた先は「倉庫街」という名が相応しい、巨大な倉庫群が並ぶエリア。物流の現場なんて普段見る機会がないので、まさに「大人の社会見学」という感じです。

着いて担当者の方の携帯に電話するとすぐに迎えに来てくださいました。

建物の2階が定温倉庫になっていて、常に温度16℃、湿度55%を保っているということでした。

庫内は保税エリア、内貨エリアに分かれていて、お酒の積み荷が整然と置かれていました。内貨とは国内貨物の意味だそうです。

ワイン販売の実務のアドバイスなどもいただくことができ、とても参考になりました。

一旦外へ出て、もう一つの倉庫へ移動する前、建物の向かいをふと見るとトラック・ターミナルと書かれた建物があって、あれは何ですか?とたずねると、長距離トラックの運転手用の宿泊施設ですと言われてなるほどと感心。やはり他の業種のことは、知らないことばかりです。

もう一つの倉庫の方へ電車で移動すると、こちらは多くのワインやその他の食品やよくわからないものが積まれていて、数人の方がその中で作業をしてらっしゃいました。ご挨拶をし、いろいろと質問をさせていただき、かなり色々なことがクリアになりました。実際に来て中を見させていただいて、本当に良かったです。

そんなわけで週末は貴重な時間を過ごすことができました。

それにしても日常まったく人と会うことのない昨今、はじめましての方とお会いして色々話すというのはとても気力・体力のいることだと気付きました。倉庫を出てから半ば放心状態で都心へ戻り、ターミナル駅の構内を放浪したのち、空腹に耐えきれなくなって天丼を食べ、帰宅して夜まで爆睡しました。コロナ以前にはもっと頻繁に人と会っていたはずなのに、どうやってそのような緊張ある日々をこなしていたのか今となってはうまく思い出せません。以前の日常に立ち返ったとき、以前のような社交的な気質と、世間の厳しさに耐えられる鈍感さをすぐに取り戻すことができるのか、いささかの不安を感じざるを得ませんでした。

裏ラベルの話

「裏ラベル」といっても秘密の話ではないです。ワインのラベルには表と裏がある、ただそれだけ。

さて、ワインの保管をお願いすることにしている倉庫会社では物流以外にもワインの裏ラベル作成やボトルへの貼付など様々なサービスを提供してくれるとのことだったので、せっかくだからお願いできるところは全部まとめてお願いしようということにしていました。というか、初回お問い合わせ時(3/28)はラベルの質問をしていたのでしたが、そういえばびっくりするくらい進捗がなかったんですね…だいぶ前にその裏ラベル担当という女性から「酒販免許が必要ですが」と返信があったので、酒販免許ならあります、とその日のうちに添付して返したのですが、その酒販免許見ればわかるよね?という内容のことを今日になってメールで得意げに連絡してきたので、実は今かなり苛立っています。(怒っても何もはじまらないので平常心を取り戻すためにこのブログのエディターを開いて文字にしたためているところです)

スパークリングワインとスティルワインではラベル表記が違うので別々のデータを用意しなければならないらしい。というか、それも初めて電話したときにスパークリングワインがあるかどうか聞かれて、「ペットナットがあるんですけどそれって泡ですかね?」と質問したら何言ってるのかわかんないみたいな反応だったけどそういえばその後確認してませんでしたね…と言いたいことは山ほどあります。(怒っても何もはじまらないので(以下略))

そんな感じですが文句は全部オブラートにつつんで、必要な枚数だけ書いて「見積もりいただけますか?」と返信することにしました。

怒っても何もはじまらないのでね、本当に。

PO発行した

土日は国内もジョージア側も何も動きがなかったのですが、週が明けて倉庫見学の日程も決めて、これから新しいことを始めるんだ!とワクワクしてきました。

通関料の関係で保留になっていたインボイスも進捗があり、ジョージア側でインボイスを一つにまとめてくれることになりました。これはとっても助かります!

さてインボイス発行に先立ち、こちらから"Purchase Order"が必要になりました。日本語で「発注書」とでもいうのでしょうか。自分でPurchase Orderなんて作成するの初めてなので戸惑いましたが、インターネットで探したらテンプレートが落ちてるものなんですね…どうにかこうにか作成して送ってみたところ、「Good!」の返信がありました。どうやらこれで大丈夫のようです。良かった~。

これで輸出者を一つにまとめたインボイスを発行してもらい、送金手続きをし、物流の見積もりがきたら物流会社へ直接支払いをし、ジョージア側での手配はここまでということになるでしょうか。長かった…まだ終わってないけど…

異動申告書の話②

今日は早朝に「神(※輸入担当者)」からメールがきたので、とても素晴らしい一日のスタートを感じました。しかも神は、私に「輸入者符号を取得すると良い」とのお告げをくださいました。神の言うことに従います…!

そのあと気分良く朝の散歩に出かけていたら、駐日ジョージア大使からFacebookの友達申請が入っていました。神といい大使といい、みなさん早起きですね…私も5時半には起きてますが。早起きは三文の徳というけれど神のメールといい、大使の友達申請といい、今朝は三文どころか三万くらい得した気分です。ジョージア大使からは大使館公認タマダの事務局として活動しませんか?というお誘いがありました。タマダの活動には興味津々だったので立候補することに。今後どんなことができるか、ワクワクします。

さて午前中に「神(倉庫会社の輸入担当者)」と何度かメールのやり取りをしているうちに、そういえば今月上旬に出した「異動申告書」ってどうなったんだろう…?と思い出しました。ちゃんと届いてるんだろうか…不意に気になったので税務署に電話して問い合わせてみることにしました。ちゃんと届いてるそうで、来週には収受印押して送ります、とのこと。三週間以上かかったという計算になりますね。やはり何かと時間に余裕をみて計画的に進めていかないと、と思いました。