引き続き、本業について考える。
好きな芸能人は「星野源」なんですけど、それは星野源が本業を一つに絞ることをしないという姿勢を貫いていて、それを公言していて、かつ結果を出しているところが素晴らしいと思うからです。若い頃は周りからひとつに絞りなさい、ということを色々言われて悩んでいたようでそういうところも好印象。
日本は職人志向というか、終身雇用と結びついた考え方なのかも知れないけれど、一つのことだけをやってスペシャリストになるのがよしとされているような気がするんです。
近頃は柔軟な考え方の人も増えてきて、お医者さんだけどワインスクールの校長先生をやっていて後者の方が本業だと言ってはばからない人がいたりとか、面白い世の中になってきているんじゃないかと思います。
そういう世の中の方がなんとなく楽しく生きられるし、生き方も職業も一つに決めなくたっていいんじゃないかな、というのがここ数年私の考えていることだったりします。
私と初めて会った人の中には、何の仕事をしているのか、どこの会社に勤めているのか、どこに住んでいるのか、どの大学を卒業したのかとかいうことをしつこく訊ねてくる人がいたりして辟易します・・・そういう情報からなんとなく相手のことを推し量って分かったようなつもりになる人間関係には何の価値もないと思うのですが、どうでしょうか?